形意拳
“形意拳”は、中国の伝統武術であり、高い技撃性を有するのみならず、健康増進にも効果の大きいものです。
その技は、直線的且つ積極的に前進し、一打一打をしっかりと打つ事を特徴としており、身体全体を一つに統合した“全身力”で技を行います。
形意拳の効果
形意拳には次のような特徴的効果があります。
- 形意拳を練習する事により、年齢性別に関係なく、力強く、安定した身体を築き上げる事ができます。
- 東洋医学に応用されている“陰陽五行説”に基づいた技法“五行拳”を始め、形意拳を練習する事により“五臓六腑”の健康増進、“気”の活性化が図られ、身体の中から健康にします。
- 精神面においては、果敢に前へ進んでゆく技法を通じて、積極的な精神が養われます。
旺龍堂で指導する形意拳
旺龍堂にて指導する形意拳は、諸派あるうちの“山西派形意拳”と呼ばれるものです。
“剛”のイメージが強い形意拳の中にあって、“柔”の風格を持つ流派であり、特に“内功(身体内部の力)”や“気”の運用を重視します。
在日の中国伝統武術家、“趙玉祥老師”直伝の伝統的形意拳です。
形意拳の指導内容
- 三才式站椿功・・・“三才式(三体式)”と称される形意拳独特の姿勢で立ちながら、正しい姿勢を身に付け、また気の鍛錬を行います。
- 三才式推掌・・・三才式の姿勢より、形意拳独特の歩法(ステップ)を用いて、前方へ向け掌打を打ちます。全ての技法の基本。
- 五行拳・・・形意拳の5種類の基本技(劈拳・崩拳・鑽拳・炮拳・横拳)。中国の古代哲学“陰陽五行説”に随って、“劈拳”は肺を、“崩拳”は肝を、“鑽拳”は腎を、“炮拳”は心を、“横拳”は脾というように五臓を養います。
- 十二形・・・12種の動物の動作及び精神を取り込んで作られた形意拳の応用技法です。(龍・虎・猴・馬・黽(だ)・鶏・鷂・燕・蛇・鳥台(鳥へんに台を書く1字の漢字。読みは「たい」)・鷹・熊)
- 各種套路・・・套路とは日本武道でいうところの“型”であり、複数の技を連続させたものです。
“進退連環拳”、“鶏形四把”、“八式”、“雑式捶”などがあります。 - 対練・・・二人一組になって行う相対練習で、日本武道でいうところの“約束組手”。
各五行拳を互いに打ち合うものの他、“五花炮”、“連環拳対打”、“貼身靠”、“敦敦炮”などがあります。 - 器械・・・形意拳の身体運用法を用いて武器術。
“五行槍”、“梅花棍”、“梅花槍”、“三才剣”などがあります。
教室について
車氏形意拳・東京教室 | |
日時 | ◎木曜日の夜(2時間) ◎土曜日・日曜日の昼間(2時間) |
会場 | 主に文京区・杉並区の施設 |
費用 | 指導料3,000円+[施設利用料の参加人数割分] |
内容 | 車氏形意拳・全般 |
詳しくは講習情報ページをご覧ください。
動画
山西派形意拳・基本技法
山西派形意拳・套路「進退連環拳」
形意門槍術
スーツで形意拳!
形意拳は動作がコンパクトなため、スーツでも用いることが出来ます。